- 文化内容策進院(以下、当院という)は、漫画、アニメーション、ゲーム等に関連する産業の人材又は団体による台湾漫画基地(以下、当基地という)展示スペース(以下、という)を活用した交流や提携を強化するとともに、一元化されたサービス窓口(以下、当基地管理部門)を提供し、利用手続を簡素化するため、ここに本要綱を定める。
スペースの利用申請者の資格条件及び料金の優待条件:
- 政府機関(機構)、学校、法的に設立された法人、屋号又は法人でない団体、及び満20歳以上の中華民国国民が申請できる。申請するイベント内容は、原則として、以下を満たすものでなければならない。
- 漫画教育の推進イベント。
- 漫画に関係した学術イベント。
- 漫画に関係した読者イベント。
- 漫画に関係した作者イベント。
- 台湾の漫画に関係した商業イベント。
- その他、当院による同意を得た、文化芸術に関係するイベント。
- 以下の条件を満たす場合、利用料を半額又は無料とすることができる。
- 審査を受けて承認された学生又は学生団体。
- 審査を受けて承認された漫画関連イベント。
- 当院が主催又は共催するイベント。
- 政府機関(機構)、学校又は公益法人(団体)が主催する、公益性があり、全国的又は国際的な性質を有する、又は、特殊な芸術及び文化的価値を有するイベント。
- その他、優待措置を講じると当院が承認するイベント。
当基地が開放するスペースの貸出範囲は、2階の多機能展示ホール「Aエリア、Bエリア」(各スペースの範囲については、添付文書一:台湾漫画基地展示スペースの貸出スペース図を参照のこと。)各エリアにおけるスペースの使用人数の制限:
- 2階の多機能展示ホール・Aエリアは、64人以下とする。
- 2階の多機能展示ホール・Bエリアは、27人以下とする。
貸出可能時間:貸出時間の詳細については、添付文書二を参照のこと。但し、貸出時間は、原則として、当基地の開催する展覧会及びイベントの妨げとならないようにする。
スペースの使用申請においては、本基地の公式ウェブサイト(www.tcb.tw)上のオンライン申請フォームに入力し、申請に関係する以下の文書を添付してください。審査を受けた後、スペースを使用することができます。
- 申請用途が、展示イベント、発表会、写真撮影又は番組の収録である場合、イベントの企画書、機関からの証明書、スペースのレイアウト図、持込設備のリスト等を添付しなければなりません。
- その他、当院の要求する、審査承認手続に関係する書類。
申請期間:
- 申請者は、遅くとも利用当日の10営業日(イベント当日を含まない)前までに申込みを行うものとする。
- スペースの使用申請にあたっては、本要点の第5点に定める関連文書を完備し、当基地の公式ウェブサイト(www.tcb.tw)にアップロードして申請を行う必要があります。利用期間は原則として最長で1ヶ月間とする。期間満了後も引き続き利用する必要がある場合、期間が満了する14営業日前までにその旨を申し出るものとし、当基地の管理部門による確認と同意を得た後に、期間を延長することができる。但し、延長は1回までとする。
- 利用するスペースについて、同じ時間帯に2人以上の申請者がおり、同一日に申込を行った場合、先に書類を完備し、料金支払手続を完了した者が優先される。
審査承認と料金支払について:
- 審査方法及び結果の公示:当基地の管理部門が申込を受理し、当院による承認の請求を行い、その後審査に合格した場合、当基地の管理部門がメール又は書面で申込者に通知するとともに、当基地の公式サイト(https://www.tcb.tw)で公示を行う。
- 当基地の管理部門は、人的資源及び安全等の要因を考慮した上で、スペース利用の申込に同意しないことができる。
- 国有公用不動産収益原則に基づき、スペース利用料金の規定を定める。審査に合格した場合、スペース利用料金規定(添付文書二)に従って料金を計算しなければならない。申請用途が、その性質上スペースが汚れやすく散らかりやすいものである場合、当基地の管理部門は、審査に合格した者に対し、清掃作業を委託するための清掃費用を前払いするよう求めることができる。
- 審査に合格した者は、当基地(台北市大同区華陰街38号)を自ら訪れ、以下の料金支払手続に従って、スペースの利用申込作業を完了しなければならない。
- 当基地の管理部門から同意書を受け取ってから3営業日以内に、当基地の管理部門に、今回の使用料の100分の50で計算される保証金を支払い、及び前項の清掃費用(もしあれば)を前払いするとともに、保険証書のコピー、並びにスペースの設営及び撤去時の施工管理に関する契約書(添付文書三)を添付してください。本号に定める料金が上記の期限内に全額支払われない場合、当該回の申請利用期間の時間枠は確保されません。
- 保証金や使用料は、現金、一覧払小切手のみでの支払いとなります。
- 利用初日に、利用料金を当基地の管理部門に全額支払う。期限までに支払われなかった場合、当院は当該回の申請をキャンセルするとともに、前号の金額を全額没収することができる。
- 審査に合格した場合、イベントに関連する告知文を提供する必要があります。当基地は、公式ウェブサイト上で告知を行います。
- イベント終了後、当基地の管理部門が設備に問題がないか点検を行い、又は関連する賠償費用を控除した後、無利息で保証金を返還する。
利用のキャンセルと変更:
- 不可抗力的要因又は双方当事者の責めに帰すことのできない事由、例えば、台風や豪雨等の天災が生じ、かつ、台北市政府により出勤停止命令が発布された場合、又は、中央政府又は台北市政府が、法に従って集会又は場所の取締りを実施したために、スペースの利用をキャンセル又は変更する必要が生じた場合、利用者は、イベント期間について当基地の管理部門と再協議することができる。これにより解約した場合、関係する支払済の料金については、当基地の管理部門がこれを無利息で返還する。
- 前項の原因を除き、当基地の管理部門が当院に通知してその同意を得ない限り、利用者は、利用期間を変更することができない。利用者が、その他何らかの理由によりキャンセル、イベント期間の別途協議、又は利用日数の短縮を求める場合、利用日初日の7営業日前までに書面で当基地の管理部門に通知しなければならない。これに違反した場合、当基地の管理部門は、支払った保証金及び前払清掃費用の全額を控除するとともに、支払済利用料金の100分の50の金額を控除した後に、その残額を無利息で返還することができる。
- 利用者が、キャンセル、イベント期間の別途協議、又は利用日数の短縮を要求せず、利用日に実際に利用しなかった場合、前項の規定に従って取り扱う。
- イベントに関する変更、キャンセル等の公示や連絡に関する事項については、全て利用者が自らこれを行う。
スペースの利用に関する注意事項:
- スペース利用規約:
- 利用者がスペースを利用し、そのイベントにおいて以下のいずれかの状況が生じた場合、当基地の管理部門はその利用を停止させる権利を有する。
- 国の政策又は政府の法令に違反した場合。
- 社会の善良な風俗又は公共の秩序に違反した場合。
- 申請用途と実際のイベント内容が異なり、又はスペースをその他の者に譲って利用させた場合。
- イベントで基地の建築物又は設備が損傷した場合。
- その他、利用させるのが適切でないと当基地の管理部門が判断する場合。
- イベント期間中、利用スペースにおいて、当該エリアの利用人数の上限を超えた場合。
- 利用者は、スペースを利用する際、以下の事項を遵守するよう参加者に通知する責任を負うものとする。同時に、利用者は、参加者の違反行為について責任を負う。
- 当基地の管理部門による同意を得た場合を除き、飲食物の持込みは禁止する。
- 喫煙、ビンロウジやガムを噛む行為を禁止する。また、危険物や禁制品の持込み、又は火花を飛ばす等の危険な行為も禁止する。
- スペース内へのペットの持込みは禁止する。
- 当基地の清潔な環境及び設備を維持する。
- スペースの現場視察とセッティング:
- スペースを使用する場合、現場責任者1名を指定するものとし、当基地の管理部門と随時連絡できるようにするものとします。スペースを下見する必要がある場合、当基地の管理部門に事前予約するとともに、営業時間内(午前10時から午後9時まで)に行わなければなりません。
- スペースのセッティング時間:利用者が各種物品を運搬する場合、当基地の規定の経路及び時間を遵守するものとする。
- 利用者は、当基地の規定に従って、作業証を申請しなければなりません。スペースへの出入りを行う方は、設営期間中、作業証を着用する必要があります。作業証を紛失又は破損した場合、1枚につき100台湾ドルを支払わなければならず、カードキーを紛失又は破損した場合、1枚につき500台湾ドルを支払わなければなりません。証明書の不正使用又は作業証を着用していない方を帯同しての立入りについては、1回につき3,000台湾ドルの罰金を支払わなければなりません。
- 利用時に、基地の外観を損ない又は汚損すること、付着物を設置すること、及び釘や画鋲等により壁面を破壊することを禁止する。基地内にポスターや宣伝物を貼り、及びフラワーアレンジメントを設置する場合、当基地の指定の場所に設置するものとし、無断でこれを張り付け又は設置してはならない。貼付時には、マスキングテープ又はその他壁面を傷つけないテープを使用すること。イベント終了時には、原状回復しなければならない。
- 利用者は、当基地の同意なく、消費電力の大きな電気機器設備を使用してはならない。利用者は、スペース利用時に、電力量の上限を超えるため発電機を自ら持込み、又は自ら電源設備を設置しなければならない場合、事前に当基地の管理部門による同意を得るとともに、関連する規定を満たすものとする。
- スペース内に設置する、電力、照明、音響等のケーブルの配線やレイアウトについては、当基地の規則に従い、壁又は溝に沿って設置しなければならない。廊下や通路を通す場合、ケーブルプロテクターを設置しなければならない。
- 消防上の安全を守るため、当基地は、裸火やガスの使用を禁止する。また、ドライアイスやカラーパウダー等、スモークを用いた特殊効果を使用してはならない。
- 配電箱や消防設備、非常口及び各種安全標識を閉鎖し、又はこれらを覆う行為は厳格に禁止する。かつ、消防設備と非常口の前に装飾品や展示品を設置して、その開閉を妨げてはならない。
- 利用者は、スペースの利用時に、スペース及び全ての器材や設備を清潔で完全な状態に保つものとする。搬入時及び撤収時に、重量物又は鋭利な物品を移動させる必要がある場合は、特別な防護措置を講じなければならない。
- イベント時は、必要な機材、テスト、各種物品を自ら準備しなければならず、当基地の管理部門による同意を得てから、取付け及びセッティングを行うことができる。イベント終了後は、セッティングされた各種物品や機材の撤収及び原状回復を期限内に行わなければならない。当基地の管理部門は保管責任を負わず、実際の状況に応じて搬出費用を請求する。
- 利用者は、利用期間の満了前に、自ら保有する一切の物品を撤収して原状回復を行うものとする。期限通りに撤収を完了しなかった場合、当基地の管理部門は、これを廃棄物とみなし、通知又は催告を要せず、これについていかなる処理も行うことのできる権利を有する。
- イベントの入場人数については、本要綱第3点に定めるスペース定員を超えてはならず、利用者は、入口にスタッフを配置して誘導するものとする。
- 当基地は、スペースの貸出及び基本的な電気設備のみを提供し、スタッフの提供は行わない。利用者による部外者への応対、連絡、誘導、問い合わせ及び現場スタッフの管理等の事項については、自らスタッフを配置してこれを担当するものとする。
- 公共の安全及び財務上の安全:
スペースの利用期間中、利用者は、イベント参加者の安全について責任を負うものとし、十分な補償額の賠償責任保険に加入するものとする。かつ、行政院が定める、パブリックスペース又は各種イベントの開催において加入する賠償責任保険の適正補償額の提案値を下回ってはならない。人員が死傷した場合、当基地の管理部門は医療及び賠償について責任を負わない。
- 展示品及び財務上の安全:
スペースの利用期間中、利用者は、展示品について、芸術品総合保険に自ら加入するものとする。生じたいかなる破損又は紛失についても、当基地の管理部門は、いかなる賠償責任も負わない。イベント用品及び私物は自ら保管するものとし、当基地の管理部門は保管責任を負わない。
- スペースの利用期間中、利用行為により派生的に利用者に生じたその他の税金や制裁金等については、全て利用者がこれを負担する。
- 展示作品の著作権、特許権又はその他の知的財産権については、利用者が自ら法に基づいてその許諾を得る。作品が、盗作又は模倣等により他者の知的財産権を侵害する行為に関係する場合、利用者が自らその責任を負う。
- 当院又は当基地の商標又はシンボルを使用する場合、当院による同意を得た後にこれを使用しなければならない。
- 本要綱に別段の定めがある場合を除き、利用者が本要綱のいずれかの規定に違反し、当基地の管理部門による通知後も改善されない場合、利用者のスペース利用権を直ちに取消すことができ、支払済の料金は返金されない。かつ、当基地の管理部門は、当該利用者による申請を1年間受理しないことができる。
損害及び賠償:
- 利用者が開催するイベントが関連法令に抵触する場合、利用者が自らその責任を負い、当基地はこれと関係がないものとする。当基地の名誉を傷つけた場合、当院は法に基づいてこれを追及し、損害賠償を請求する。
- 当スペース及び関連機材の利用においては、維持及び保管責任を十分に果たすものとする。貸し出された機材や設備等を損壊した場合、利用者は、価格に従って賠償責任を負うものとする。利用前に瑕疵又は破損を発見した場合、直ちに当基地の管理部門に告知してこれを処理するものとする。告知がなかった場合、原状のままで受け入れたものとみなし、その後、機材に損害が発生し又はこれが拡大した場合、利用者が賠償責任を負うものとする。利用者が修復及び賠償の責任を果たさず、当基地の管理部門が代わって処理したことにより発生した費用については、利用者がこれを支払うものとする。
- 利用者が本要綱に違反したことにより当基地が損害を受けた場合、利用者は損害賠償責任を負うものとし、必要な場合は、関係機関に通知して、法に基づいて処理する。
- 利用者が、本条に定める賠償金を支払う必要があり、又は、前払清掃費用が実際の清掃費用に満たない場合、当基地の管理部門は、価格に従って賠償額又は不足分の清掃費用の差額を保証金から控除して、残額を返還するものとする。
本要綱に関連して定めのない事項については、その他の関連法令に従い、又は当院がこれを解釈するとともに、随時これを修正することができる。
漫畫基地場地租用相關文件下載:
附件1_臺灣漫畫基地場地租用空間圖.pdf
附件2_臺灣漫畫基地展演空間租用收費基準表.pdf
附件3_臺灣漫畫基地進撤場施工管理要點暨切結書.pdf